マクベス@グローブ座 

24日で舞台マクベスは無事に千秋楽を迎えました。
舞台マクベス。そこには立派な座長がいました。
まだまだ余韻の中にいてふわふわ漂っています。覚えていたいから覚書を書いておきたい。けど、なかなか進みません。


舞台が発表になった時、鈴木さんは「『男らしい男』になりたかった愛情豊かで繊細な男が破滅へと駆け抜けていくさまを、若いエネルギーが暴走する切ない物語として立ち上げたい」と言われてましたが、まさにそんな舞台でした。
本で読んだ夫人は悪妻だったけど、舞台の夫人は可憐でいつも一生懸命に夫を支える健気な妻でした。手を繋いだり、両手でお互いの顔を包んだり、抱きついたり、抱き締めたり、奥へ引っ込む時は必ず手を繋いでた、そこだけ見れば仲睦まじいかわいらしい夫婦でした。
舞台レポの写真を見ると一気にグローブ座に戻ります。マクベスの表情、向かい合う夫婦。笑い合う夫婦。狂気のマクベス。たまらない。ヲタク萌えのポイントはいくつかあってそのたびニヤニヤにまにまして観てたけど、思い出すのは、狂っていくマクベスと懸命に夫を支えようとしている夫人のこと。それだけ引き込まれた舞台だったんだなぁ…。

千秋楽を迎えたあと、鈴木さんのツイがとてもとてもうれしかったので記念に掲載しておきますね。

マクベス」丸山さんの、バラエティで見せる顔とはある意味真逆の(笑)、お調子に乗らない、より良い演劇にするための無言の努力、ひたむきな取り組み方が、芝居全体を千秋楽まで成長させ続けた大きな要因だったと思います。ハードな演目でしたが、「清廉」に踏みとどまれたカンパニーでした。

ああ、なんてなんてうれしい言葉たち。まるちゃんには伝わってるだろうか。鈴木さんから直接声をかけていただいてるだろうか。まるちゃんお得意のエゴサで読んだだろうか(笑)
まるちゃんのがんばりが評価されて本当にうれしい。まるちゃんは立派な頼れる座長さんになっていた。おばあちゃんだからどうしてもギルバートの時を思い出してしまうのだけど、みんなに支えられていた座長さんは、みんなを引っ張る座長さんになっていた(泣)
それもまるちゃんがいままでの経験をひとつひとつ積み上げてきた賜物だね。

憧れのグローブ座で2回マクベスを観ることが出来て、本当にしあわせでした。ありがとうございました。ずっと見上げたかった大看板。やっぱりすごく素敵でした(泣) 何回泣きそうになってる?(笑)
1回目はB列上手側で(ありがとうございました!)。2回目は3階A列下手側で。1回目観た時は近かったけど、下手を向いてて観えなかった表情が、2回目では観えてラッキーでした。 最後の方で夫人の亡霊が出てきた時、夫人を見つめていたのだね。なんとも言えない表情で…。
もちろん!いちゃこらするシーン、がっつり双眼鏡で観ましたわ! 3階からだったから見下ろせて、夫人に馬乗りになられてるマクベス様の表情をがっつり双眼鏡で観ましたわ!! 夫人を見つめる、目で追うマクベス様のエロさったら、ない!!! 「えっろ!!!」て声が漏れそうでした(笑) ちゅうとかその先をなかなかさせてもらえないマクベス様がとてもかわいらしかったなー。それもまたエロいんだけど!! 
マクベス様からおでこにちゅうしたり口にちゅうする時、とてもやさしかったのー。まるちゃんー(´艸`)てなりました(はぁと)


夢遊病の夫人の寝間着のお尻についてる血は何だったのか気になっていたら、千秋楽のあとにツイで鈴木さんが解説してくださったのも興味深くて。もう一度観たくなったよ。
目のところがぼんやり光る魔物も素晴らしく、いろんな場面にいろんな役どころで出てくる魔物たちはこの舞台になくてはならないものでした。演出家さんてすごい(語彙

少しふわっとした白いシャツ、素肌にバスローブ、長い脚によく似合うブーツ…どれもホントにカッコよかったよ、まるちゃん。

冒頭でもう勝敗は決まってるのに、まだ敗軍の戦士が斬りかかってきて「もう終わったのだ!」と訴えてもまだ襲ってくるから仕方なしに殺してしまったマクベス。殺された戦士の身内が戦士の死体のそばで号泣するのを辛そうに聞いているマクベス。もうその時から嫌悪感や恐れを抱くようになったのかな。そんな思いをしてたのに、王を殺めてしまうことによってより嫌悪感や恐れや良心の呵責にさいなまれてしまうマクベス。ああ悲しい。
夫人にそんなことやめておきなさい。って言われたら、王を殺めなかったかもしれない。夫人にマクベスのことをたしなめて欲しかったなぁって。そしたらずっと仲睦まじい夫婦でいられたのに。って、それだとマクベスじゃないー(笑)って、毎日あれやこれや余韻に浸っているところです。

まるちゃん、本当にお疲れ様でした。無事に終えられて本当によかったね。
手応えあったかなぁ…夫人が亡くなったと聞いたあとの有名なシーンは、鈴木さんから「その日の感情で」って任されてたんだねぇ…。演出家さんに信頼されてたんだと知って、本当にうれしかった。
舞台マクベス、素晴らしかったです。また観たい舞台のひとつになりました。


夢遊病〜あとの文章がなんでか消えてしまってて、書いた文章を思い出せず…だいたいこんなことだったかなぁと書いたけどちがうような(悲)
千秋楽のカテコのことはまた次のエントリーか追記に書くことにします。
自分の覚書として。